スパイスファクトリーは、AI技術を活用するにあたって社会的責任を踏まえた「AI基本方針」を策定した。同社は、AIの活用範囲が加速度的に拡大する中で、倫理的な配慮、安全性の確保、透明性の維持といった責任ある組織体制の整備が不可欠として、今回、方針を策定したという。
スパイスファクトリー「AI基本方針」概要
1. 社会的責任と倫理原則
- 1.1 公平性・多様性・人権の尊重:不当な差別や偏見を生じさせない公平性の確保
- 1.2 透明性と説明責任:AIの機能や限界について適切な情報開示を実施
- 1.3 法令・契約・知的財産権の遵守:関連法令や第三者の権利を確実に保護
2. セキュリティと運用基盤
- 2.1 情報セキュリティと安全性の確保:機密情報・個人情報の適切な管理体制を構築
- 2.2 運用と継続的改善:技術進展に応じた定期的な方針見直しを実施
- 2.3 適用範囲:全従業員および外部パートナーへの方針適用の周知と浸透
3. AI活用の組織的な取り組み
- 3.1 ステークホルダーとの共創:多様な関係者との連携による社会課題解決への貢献
- 3.2 社内におけるAIリテラシーの向上:全従業員への教育体制とガイドライン整備
- 3.3 チームとしての創造的なAI活用:AIと人間の協調による価値創造の最大化
同社は今後、本方針に基づき
- 全従業員および外部パートナーへの方針浸透
- AIリテラシー向上のための教育施策の充実
- 技術動向や社会情勢に応じた、方針および利用ガイドラインの見直し
- クライアント企業や社会全体に対する価値創造の継続的な追求
を推進していくとしている。
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